おっさんの加齢臭ってどんなニオイ?
人の体には、皮膚のうるおいを保つための皮脂を分泌する皮脂腺があります。
おっさんになるとこの皮脂腺の中のパルミトオレイン酸と呼ばれる脂肪酸が増加します。
脂肪酸が増加・・・聞いただけでプンプン、ニ・オ・イそう・・・
お決まりの画像ですみません・・・でもこの画像見たらニオってきそうでしょ(笑)
※パルミトレイン酸とは一価不飽和脂肪酸の一つであり、パルミチン酸から生成される脂肪酸、
簡単に言いますと・・パルミトレイン酸の働きは皮膚の老化を防ぐと言った美容効果があるようです。
このパルミトレイン酸が不足すると老化肌になりやすくなるって事らしいですよ。
それと同時に、過酸化脂質という物質も増えはじめるみたいですね。
※過酸化脂質とは、簡単に言えば悪玉コレステロールの事っすね。
この悪玉コレステロールが酸化することで発生する物質を過酸化脂質で
酸化した脂質なので、体にとっては当然有害な物質なのだ!
過酸化脂質が血管の中に溜まってしまうと、動脈硬化等の病気の原因にもなってう恐ろしい脂質・・・
これは、おっさんにとっては天敵。
おお~っ 少しおおげさ?
また、過酸化脂質に皮膚の細胞を傷つけられてしまうと、
シミやシワになってしまうこともあると言われているんです。
過酸化脂質はインスタント食品に多く含まれているため、
インスタント食品を利用する際は特に注意が必要なのだ!
んーー不摂生の私にはかなりキツイ!!(悲)
パルミトオレイン酸がこの過酸化脂質と結びつくことにより、
分解・酸化されてできるのがノネナールという物質で、
このノネナールこそが・・・
加齢臭のもとなのだーーーくっせーー
どんなニオイかと言うと『ろうそく』や『図書館(古い本)』
『青臭いチーズ』のようなニオイだって~(笑)
しかし、こう聞いただけでノネナールのニオイは大嫌いという人は・・・
まー多分それほどいないと思うのですが・・・こんな感じ??私だけでしょうか?。
何かくせになりそうなニオイ^^;
でも加齢臭を考える時に若い世代の嗅覚にも問題がないとはいえないと思うんですが。。。。
そう、実は嗅覚は3~4歳ころまでにほぼ完成されるんですよ。
この時期におじいちゃん、おばあちゃんと過ごした人は、成人しても加齢臭をいやとは思いません。
なぜなら加齢臭のニオイではなく・・・
おじいちゃん、おばあちゃんのニオイって思っているハズ。
一つの家に三世代同居か、祖父母が近くに住むか、
あるいは、休みごとに田舎の家に遊びに行くのが当たり前だった時代には、
年齢を重ねて生じてくるおやじのニオイを、なんでも、かんでも『加齢臭』といって問題にすることもありませんでしたよね~
すぐそばにあったけれども・・・気付かなかったニオイ
考えてください・・・
嫌だとは思わないニオイだったともいえるのではないでしょうか。
清潔志向の今の時代になって、歳をとれば誰でも出てくるこのニオイ・・・
変に気にしすぎるのも考えものといえるのではないでしょうか?
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加齢臭は何歳くらいから臭うもの?
一般的には、40代の中年期から目立ち始める事が多いようですが、
まー個人差がありますね。
加齢臭には生活習慣病と大きな関係が実はあるんですよ。
肉類が大好きで、
しかも、お酒はガンガン、
そして、タバコもスパスパ、
挙げ句の果てに、仕事で運動不足、
当然ストレスも多い、
この様な生活を送っていると、まー生活習慣病になりやすいのは分かった上でこの様な生活をしてるんですよね~
しかも加齢臭が発生するシステムも、これと似ています。
これって分かりますか?
肉類が大好きで、
しかも、お酒はガンガン、
そして、タバコもスパスパ、
挙げ句の果てに、仕事で運動不足、
当然ストレスも多い、
って事ですよ!!
この様に歳を重ね、不摂生を続けていると、
血管の中にコレステロールが蓄積するとお同じように、
皮脂腺にも脂肪分が増えていくのです。
分解される脂肪分が多くなるということは、
当然、加齢臭の元になるノネナールの量も多くなっていくのです。
生活習慣病になりやすしい生活を送っているほど、加齢臭も強くなりやすいといえるでしょう。
ノネナールの生成には『過酸化脂質』が関与します。
そしてこの過酸化脂質は、不安定で他の分子と反応しやすいフリーラジカルという物質が脂質と反応し酸化させることによって生じることが多いです。
ではどのようなとき、このフリーラジカルは増加するのか、
年齢より『老化』です。
※フリーラジカルとは?
フリーは英語で「自由な」、ラジカルは「過激な」という意味で、フリーラジカルは自由な過激分子ということ。
紫外線、排気ガス、たばこ、肉体的・精神的ストレス、化学合成医薬品、食品添加物など、
私たちの身の回りの生活環境や食事、生活習慣なども活性酸素やフリーラジカルの発生と関連していると言われてます。
がん・心筋梗塞・脳血管疾患は日本人の3大死因といわれてますよね。
死亡原因の3分の2以上を占めているのですが、いずれもフリーラジカルの害が関連しています。
フリーラジカルを消去する体内の防御機能は歳とともに低下し、
がん年令といわれる40歳台にはピーク時(20歳前後)の半分以下に減っているといわれているのです。
生体成分の酸化障害が進行すると多くの臓器や組織の働きが悪くなる。
そして、血液循環が低下すると新陳代謝も低下しますます病気をおこしやすい体になるって事。
要は加齢臭の強い人とは、年齢より体が老化している人なのです。
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加齢臭を悪化させる原因は?
加齢臭はストレスにも関係するのです。
ストレスを感じでいると、体の中の活性酸素が増加し加齢臭のものであるノネナールは、
脂肪酸の一種パルミトオレイン酸が過酸化脂質と結びついて作られます。
この過酸化脂質が増えるのは、活性酸素が体内に大量発生した時なのです。
ストレスをためればためるほど、活性化酸素増え、
活性化脂質も増加すると言うわけ。。。
加齢臭の強弱は、活性酸素の差、つまり、ストレスも大きく影響するのですよ。
加齢臭の原因を減らしたいと思ったら、当然、ノネナールを発生させないために体内の内側からの対策が必要となります。
まずは、パルミトオレイン酸の原料となる
肉類、マヨネーズ、バターなどの脂質摂取を抑えましょう。
そして、活性酸素を減らすビタミンÇやEを、野菜や果物類から充分にとりましょう。
ビタミンÇとEはお互いの劣化を防ぎ合う効果があるので、一緒にとるとより効果的です。
さらに、活性酸素によってダメージを受けた細胞を再生する『抗酸化物質』を多くとることも大切です。
抗酸化物質の一例をあげると、
緑茶のカテキン、ゴマに含まれるセサミノール、
赤ワインに豊富なポリフェノール、大豆に含まれるイソフラボンなどです。
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『おっさん臭い』のは加齢臭?
女性の社会進出で職場など女性の意向やニオイに対する嗜好を中高年の男性が無視できなくなったのではないかと思う今日この頃・・・
もう仕事一本槍では通用しなくなったのだ。逆に言えば、中高年の男性がはじめてエチケットに目覚めたともいえるでしょう。
おっさんがエチケット。。。ぷっ・・・これは失礼です。m(。・ε・。)mスイマソ-ン
しかし、何事にも真面目なおっさんは、それだけで終わりにならないのであった。
今まで無関心であった体臭でさえいったんそれに意識が向くとニオイ過敏症になってしまうのです。
それに社会の行き過ぎた清潔志向が拍車をかけるんです。
『ニオイ=不潔』こんな脅迫観念でおっさんをがんじがらめにするんです。
さらに経済的不況や希薄な人間関係が追い打ちをかけます。
リストラやちょっとした人間関系のつまづき
『自分の体臭が原因ではないか』
と悩んでしまうのです。
でも若者たちはおっさんの加齢臭だけを嗅ぎ分けているのではないとおもうのですが・・・
人間の体臭は生理的なニオイや生活のニオイが混ざり合って一人の体臭を作っているのではないのでしょうか?
若者は中高年の男性の言動を視覚的なイメージで捉え、『おっさん=くさい』と嗅覚的に表現しているのではないのでしょうか。
駅のホームで痰を吐いたり、食後に爪楊枝で『シーハー』したり、時代遅れのオヤジギャグで場を白けさせたり・・・・
こういった光景をみると、若い女性がおじさんをクサイとか汚いと敬遠し始める
流石にこんな状態では若い女性にそれなりの言い分があるのではないでしょうか?
だから見の振る舞いが見た目にもクサくないようにする努力することも大切では?
- 効果的な予防法はある??
加齢臭の元となるノネナール対策には、毎日の食事の注意することが基本です。
食事の基本は、和食ですね。
主食は、できるだけ未精米の穀物や胚芽部分にビタミンEが含まれている雑穀米などがおすすめ。
精米されていない玄米や胚芽米には、胚芽に含まれるビタミンB群、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルが含まています。
もちろん、未精米なので、食物繊維も豊富です。
副食には、近海でとれる魚介類や海草、季節の新鮮な野菜や豆類など。
食後には季節のおいしい果物を食べて、特に和食には欠かせない大豆製品は、抗酸化作用のある物質がたくさん含まれていますので毎日必ずとるようにしましょう。
もともと大豆には、イソフラボンや大豆サポニンといった抗酸化作用のある成分が含まれているので、味噌や豆腐などは、発酵などの加工過程で、それらの成分がより増強されるといわれています。
ただし肉類はできるだけ避けてください。
その他、朝食時の梅干しもおすすめ。
梅干しは口臭をはじめ、すべての体臭を減少されるのです。
食後には緑茶で一服しましょう。
また、薬味を上手に使うことが大切です。
わさび、ショウガ、ごま、ねぎ、大根おろし、ゆず、など薬味を意識して取り入れるようにしてください。
薬味のニオイが一時的に口の中にのこりるのですが、
それぞれの食品が胃液の分泌を高めて血液を浄化してくれるのです。
結果的のはニオイを抑えることにつながります。
って色々言いましたが・・・
年齢とともに加齢臭が発生する度合いが高くなるのは事実、
加齢臭は誰にでも起こる、これも事実。。。
食事法などで気をつける他に、加齢臭予防の大切なことは、
『体臭をきにしない』ってこと。
カラオケやスポーツなど、好きなことでストレスを発散していけば、活性酸素の発生も抑えられ、老化防止にもつながるのです。
内面だけでなく、外側からもニオイをケアしたいという人は、加齢臭を緩和させる商品を利用するって方法もありますね。
ニオイが気になり、それらがストレスになっているという人にはいいかもしれません。